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そんなものはない。
私は人間が嫌いだ。

どれくらい嫌いかと言えばセルフレジができた時に恐ろしく感動するくらいだ。買い物をするのに人に近付かなくて良い。これだけでどのくらいマイハートが救われただろうか。引き篭もりマックスハートの私はもうセルフレジを見かけたら自然と吸い寄せられるくらいに好きになった。殺虫電灯に引き寄せられて殺される虫のようだと考えてもらえばよい。いや、考えないでほしい。中途半端なオッサンに虫ケラ呼ばわりは堪える。
そんな形で最愛のパートナーとなったセルフレジであるが、気になる点が出てきた。お釣りの出し方が無機質なのだ。もうガンドジャンバランって感じ。分からんか。分かれやボンクラ。ごめん言い過ぎた。ちゃんと説明するとコンビニバイトの女性が私のようなオッサンを忌避するかのようにお釣りを一定の高さから掌にドロップする一子相伝じゃない技があるのだが、それとは比べ物にならないくらい冷たいのだ。こいつは所詮冷酷無比なマッスィーンなのだと思い知らされる瞬間だった。
そう気付いてから私は財布にその冷酷なるお釣りを入れる気分になれなくなった。百歩譲って10円玉くらいは自販機でも使うしと頑張ったものの、1円玉や5円玉には上記の理由が通じない。こいつを入れたままにすると只でさえ冷たさに慣れた心がエキストラコールドハートになると恐れた。だが、お金である。捨てる事はできない。お金を粗末にする奴はお金に殺されるのだ。お金はおっかねぇのだ(ここで大爆笑の合図)。失笑を買ったかどうかは知らないが、行き場を失った小銭はいつからか部屋の片隅にあったプラスチック製の小箱に溜まっていく事となった。
それから数ヶ月が過ぎた。そこには銭の塊がいた。最近はもうカード支払いに切り替え、哀しみの小銭は出てこないようにしていたのだが、それでも過去に溜まった負の遺産は消えてくれなかったのだ。ここで見なかった事にすれば良かったが、またコイツを見つける度に心が凍るのかと思うと気が滅入ってきた。ここで逃げてはならない。謎の勇気と共に私は負の遺産と決別する決意をした。決まれば行動は早い。眼には眼を。餅は餅屋。チョキエロマス対チョキエロマスである。私は小箱を毛を毟るように握り取り銀行へと駆け込んだのであった。
481円に姿を変えた負の遺産をすき家の牛丼大盛りに変換すると予想以上に心が辛い。無の味しかしない。待て早まるな。話せば分かる。なっ?

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